2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Ore Grihobashi タゴール

オ〜レ クリコバシ さあ、みんな扉を開け放ち、躍りましょう大地に、小川に、森に、全てが躍りだす扉を開け放ちましょう、さあ一緒に春を呼ぶオショークやポラーシュが咲き誇り暁に染まりゆく 雲の共演新芽の舞が はじまりを告げる扉を開け放ちましょう さあ…

Bipode More Rokka Karo タゴール

タゴール 果物採集 訳 石川拓治 危険から守り給えと祈るのではなく、危険と勇敢に立ち向かえますように。 痛みが鎮まることを乞うのではなく、痛みに打ち克つ心を乞えますように。 人生という戦場で味方をさがすのではなく、自分自身の力を見いだせますよう…

この偉大な宇宙の中に タゴール

この偉大な宇宙の中に巨大な苦痛の車輪が廻っている星や遊星は砕け去り白熱した砂塵の火花が遠く投げとばされてすさまじい速力でとびちる元初の網の目に実在の苦悩を包みながら。苦痛の武器庫の中では意識の領野(りょうや)の上に広がって、赤熱した責苦の…

タゴール氏のことども 横山大観

印度の名門、プリンス・ドワルカナート・タゴールに二人の子があって、兄をデベンドラナート・タゴール、弟をナーゲンドラナート・タゴールと云った。デベンドラナートの方に七人の子供があって、長男がデゼンドラナート・タゴールと云って、これは目今、最…

「萎縮し行く印度画界の為に 荒井寛方氏印度に渡る」『東京朝日新伺』大正5年7月26日

「萎縮し行く印度画界の為に 荒井寛方氏印度に渡る」 日本美術院同人として俊秀の聞えある画家荒井寛方氏は今回、美術院先輩等の推薦によって来朝中の詩聖タゴール経営のビチットラ美術学校教師に招聘され来る十一月印度に向け出発する事となった。 夫に就い…

印度から日本への使命(読売新聞 大正5年6月12日)

「印度から日本への使命 詩星タゴール氏の大獅子吼」詩聖タゴール氏は東京へ来て唯一度だけ大講演がし度いと望んでいた、其の実現を見たのが十一日帝大法科八角堂に於ける「印度から日本への使命」と題する約一時間に亘る講演である、 午後三時開場と云うに…

タ翁文明を呪う 美しき声で多大の感動を与う『東京朝日新聞』大正5年6月3日

○ 「タ翁文明を呪う 美しき声で多大の感動を与う 大阪に於ける講演会の盛況」 本社主催のタゴール氏講演会は一日午後六時から天王寺公園公会堂に於いて開催された、午後四時前から聴衆が犇々と詰掛け六時頃には早満員となり其数三千に達した、定刻に至るや本…

ガンジーの国はどこへ 人の弱さを抱きとめる 「ニッポン人脈記」朝日新聞4月4日夕刊

インド東部のコルカタ(旧カルカッタ)から鉄道で2時間余り。森の主のような巨木がそそり立つ緑の中に、タゴール国際大学がある。キャンパスにはモダンな彫刻が立ち、笛や太鼓の音も響く。 インドの詩人、ラピンドラナート・タゴール(1861−1941)が1901年に建て…